Powermax105SYNC エアープラズマ試運転
2021/12/07
Powermax105SYNC エアープラズマ試運転
10月に発売されたばかりのHypertherm(ハイパーサーム)社のPowermaxシーリーズの最新モデル『PowermaxSYNCシリーズ』
PowermaxSYNCは65/85/105の3機種がありますが、この中のPowermax105SYNCを入手、試運転しました。
まずは、開梱して本体、トーチリードASSY、ワークケーブルを取り出し、電源を接続。
モード切替やランプ、スイッチは大きく変わってないので一次側電源を入れて本体の電源スイッチをONにしてみる。
エラーコード(0-50-1)が表示される
トーチ本体にスイッチがあり、このスイッチがOFF状態になっていた。
このスイッチをONにして電源スイッチを入れると正常に立ち上がった
確認のため、このロックスイッチをOFFにするとエラーコードが表示された
再度ONにしてもエラーコードは(0-50-2)に変わるがエラーのまま。
一々電源本体のスイッチを入り切りするオペレーションはおかしいので、試しに切断のスイッチを握ってみる。エアーが断続的に出て、エラーが解消され準備状態となった。
あとでマニュアルみたらその通りでした。
またトーチ本体に出力電流を可変で切るボタンとその状態を表示するLEDがあり、このボタンを押す度に45A-105A出力レベルが変化していきました。
今回の一番の変更点は消耗部品が今まではシールドキャップ、リティニングキャップ、ノズル、電極、旋回リングの5個の部品で構成されていましたが、新モデルは1個にまとめた一体型カートリッジになりました。
取付も1/4回転で取り付けられる機構で簡単に脱着が出来ます。
部品の取付間違いも無いので安心です。
他の利点としては一体型なので各消耗品間で起き得る芯ズレがなくなり、高寿命とより安定した切断品質が実現可能となる様です。
また、この一体型カートリッジには、RFIDチップが内蔵されており、自動プロセス設定、切断時間、切断回数なども記憶、寿命検出も行えるようになってます
気になるのは、『コスト』ですね。
メーカーからの資料ではハンド切断の場合、最大2倍の寿命とあります。
このあたりの情報は追って紹介します。
ハンド切断とハンドでのガウジングを試しに行いました。
後日、薄板用のFineCutとロボットに取り付けてマシントーチの試運転も行う予定です。
このPowermax105SYNCエアープラズマ切断機には先のハンドトーチ切断用、マシントーチ切断用、薄板用FineCut、ガウジング用、直角にアークが発生するFlushCutなど様々な消耗部品が用意されております。
Hypertherm(ハイパーサーム)のエアープラズマ切断機は従来より消耗部品を変えるだけで切断とガウジングが行えるのが大きな特徴です。